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概要
以下、自分用のメモです。
今回から複数回に渡って cgo についてメモしていこうと思います。
cgo は、文字通りGoからCにアクセスすることが出来るようになるものなのですが、とても便利な反面、結構クセが強いのでメモでも残しておかないとすぐ頭から消えてしまいそうだなって思いました。
Cgo is not Go
という格言があったりするので、Go界隈で標準で推奨されていない技術かもしれません。が、実務ではC言語で作成されたライブラリなどは山のようにあります。んで、プロジェクトの方針でGoで作り直すことも出来ない場合も多々あります。そのような場合に非常に便利です。
これからのサンプルは以下のリポジトリにアップしてありますので、良ければご参考ください。
今回は cgo で利用する C.int
(Cのint型) について。
cgo では、import "C"
をすることによって、C言語側の型が使えるようになります。
例えば、C言語の int
型は C.int
という形で使えます。
C言語の基本型はGoの基本型と基本的に相互変換可能となっています。
サンプル
main.go
package main /* #include <stdio.h> #include <stdlib.h> */ import "C" import ( "fmt" ) func main() { // // C言語側の型を利用するには C.型名 とする。 // goint := 10 cint := C.int(goint) fmt.Printf("Go=%d\tC=%d\n", goint, cint) gobyte := byte(127) cbyte := C.char(gobyte) fmt.Printf("Go=%d\tC=%d\n", gobyte, cbyte) }
Taskfile.yml
# https://taskfile.dev version: '3' tasks: default: cmds: - go run main.go
実行
$ task task: [default] go run main.go Go=10 C=10 Go=127 C=127
参考情報
- C? Go? Cgo!
- Go Wiki: cgo
- cmd/cgo
- runtime/cgo
- cgoを使ったCとGoのリンクの裏側 (1)
- cgoを使ったCとGoのリンクの裏側 (2)
- ebitengine/purego
- JupiterRider/ffi
Goのおすすめ書籍
過去の記事については、以下のページからご参照下さい。
サンプルコードは、以下の場所で公開しています。