いろいろ備忘録日記

主に .NET とか Go とか Flutter とか Python絡みのメモを公開しています。

CentOSとCentOS Streamについてのメモ

概要

最近発表されて、話題になっているCentOS 8のEOLとCentOS Streamについて個人的にメモメモ。

なんだかんだいって、日本の現場ではCentOSが使われていることが多いですからね。

これから顧客にも聞かれることが多そうな話題。

情報収集

以下、順不同で情報元。

blog.centos.org

centos.org

www.redhat.com

www.redhat.com

blog.centos.org

developers.cyberagent.co.jp

www.miraclelinux.com

最後に貼り付けているmiraclelinuxさんの記事が一番分かりやすかったです。

CentOSの立ち位置が変わるという話

今回の件で、CentOSからCentOS Streamに変わるのでローリングリリーススタイルに変わったりといろいろ変化はありますが

個人的にはCentOSの立ち位置が変わるって点が一番重要な点でした。

現状のCentOS 8 は、RedHatがオープンソースライセンスで公開してくれているRHELのソースコードを著作権とか絡む部分を除去してリビルドしているという形。

CentOS Streamは、RHELに取り込まれる前の品質テストが行われるためのディストリビューションという位置づけ。

なので、立ち位置が

  • CentOS
    • RHELと同列もしくはその後ろ
  • CentOS Stream
    • Fedora と RHEL の間

という風に変わるってことですね。なので、RHEL同等ではなく、多少unstableな部分も存在する可能性があるということ。

上のmiraclelinuxさんの記事でも書かれていますが、Debianの unstable/testing/stable と同じような関係になるということですね。

unstableがFedora、testingがCentOS Stream、stableがRHEL。

移行について

移行については、上でもリンク貼らせてもらっています

developers.cyberagent.co.jp

の記事にやり方が記載されていて、CentOSのFAQの Q7 にも記載されています。

centos.org

めっちゃ簡単ですねー。

CentOS Stream のバージョンの推移について

CentOS Stream は、ローリングリリースになるので、8.xみたいな形にリリースにならずにずっと継続的なリリースで更新されていきます。

気になるのは、CentOS Stream 8を使っている状態で、更新していくと、勝手に CentOS Stream 9 にアップデートされるかどうかって点。

この点については

blog.centos.org

に、とてもわかり易い画像があったので、拝借。

https://blog.centos.org/wp-content/uploads/2020/12/fedora-centos-stream-rhel-high-level.v4-1024x576.png

勝手にメジャーバージョンがアップすることは無いみたいですね。


過去の記事については、以下のページからご参照下さい。

  • いろいろ備忘録日記まとめ

devlights.github.io

サンプルコードは、以下の場所で公開しています。

  • いろいろ備忘録日記サンプルソース置き場

github.com

github.com

github.com