概要
ちょっと前に
という記事を書いたのですが、ちょこちょこ聞かれる質問が「上のやり方で仮想マシン入れたけど、やっぱり一般ユーザをデフォルトのユーザにしたい」というものでした。
これ、よくあるWSLの記事のように「仮想マシンが一つだけ」の場合は、めっちゃ簡単です。
PowerShell開いて
> ubuntu config --default-user xxxx
とやればオッケイです。
ですが、複数の仮想マシンをセットアップしていて、変更したい仮想マシンがデフォルトではない場合、上記のやり方ではうまく出来ません。エラーになります。
なので、以下のようにします。
仮想マシンに入る
まず、対象の仮想マシンに入ります。rootユーザで入ったほうが楽です。
wsl -d xxxx-env -u root
/etc/wsl.conf ファイルを作る
/etc/wsl.conf
というファイルを作って、以下の内容で保存。
$ cat << EOF > /etc/wsl.conf [user] default=user-name EOF
また、デフォルトではWindows側のPATHが自動的に $PATH
に追加されるのですが、それをオフにしたい場合は
$ cat << EOF > /etc/wsl.conf [user] default=user-name [interop] appendWindowsPath = false EOF
としましょう。
一旦仮想マシンを落とす
$ exit > wsl -t xxxx-env
入り直す
> wsl -d xxxx-env
これで、先程指定したユーザがデフォルトユーザとなっています。
参考情報
過去の記事については、以下のページからご参照下さい。
- いろいろ備忘録日記まとめ
サンプルコードは、以下の場所で公開しています。
- いろいろ備忘録日記サンプルソース置き場