Commons IOとはIOの名の通りJavaのストリーム処理
を助けるライブラリです。
標準APIのストリームクラスに対するユーティリティや
特化した処理を行うストリームクラス等が定義されています。
ちょこっと使用したのでそのメモです。
なお、使用したバージョンは1.0です。
[IOUtilsクラス]
全てのメソッドがstaticで定義されているユーティリティクラスです。
オーバーロードされているメソッドがいくつもありますが、
種類としては4つのメソッドしかありません。(注)
注)正式リリースになっていませんがバージョン1.1になるとメソッドがかなり増えています。
興味がある方はJakarta Commons IOのCVSでソースを見てみてください。
(1) closeQuietly
ストリームのクローズ処理を行います。
普通にclose()メソッドを呼ぶ場合との違いは
例外が発生してもそれを無視してくれるという点が違います。
また、nullを渡してもNullPointerExceptionが起こりません。
つまり、
InputStream in = null; try{ // // IO処理 // }catch(IOException ioe){ // エラー処理 }finally{ try{ if(in != null){ in.close(); } }catch(IOException ioe){ } }
のfinallyの部分が、
・ ・ ・ }finally{ IOUtils.closeQuietly(in); }
となります。
実際にCommons IOのソースよめば分かりますが、
このメソッドのやっていることはは最初のfinallyの部分と
全く同じです。例外が起こってもそのまま無視します。
また、このメソッドは、
InputStream OutputStream Reader Writer
用に各種オーバーロードされています。
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過去の記事については、以下のページからご参照下さい。
- いろいろ備忘録日記まとめ