概要
よく忘れるコマンドのメモ。
テストしているときとかに、よくファイルを空にする必要があったりします。
ファイルを空にする際のコマンドっていくつかあるので、メモしとこうと思います。たまに忘れるので。
touch コマンド
ファイルが存在しない場合、限定ですが
$ ls -l 合計 0 $ touch a.txt $ ls a.txt $ wc --bytes < a.txt 0
で空のファイルが作れます。もともとtouchはファイルのタイムスタンプを変更するコマンドなので
存在するファイルに touch すると、タイムスタンプが更新されるだけなのに注意。
/dev/null を コピー
cp コマンドで、/dev/null を コピーすることで空になります。
$ ls a.txt $ echo 'helloworld' >> a.txt $ wc --bytes < a.txt 11 $ cp /dev/null a.txt $ wc --bytes < a.txt 0
シェルの組み込みコマンド : をリダイレクト
sh には、組み込みコマンドで :
というコマンドがあります。シェルスクリプトでよく使うやつですね。
:
コマンドは、何もせずに終了コード 0
を返すだけのコマンドです。
こいつをリダイレクトすることで、空に出来ます。
$ echo 'helloworld' >> a.txt $ wc --bytes < a.txt 11 $ : > a.txt $ wc --bytes < a.txt 0
: のリダイレクトの省略版
上で、シェルの組み込みコマンド :
を使ったリダイレクトを記載しましたが
実は、:
を省略することもできます。これが一番シンプルですね。短いし。
$ echo 'helloworld' >> a.txt $ wc --bytes < a.txt 11 $ > a.txt $ wc --bytes < a.txt 0
過去の記事については、以下のページからご参照下さい。
- いろいろ備忘録日記まとめ
サンプルコードは、以下の場所で公開しています。
- いろいろ備忘録日記サンプルソース置き場