概要
個人的に、お安く勉強できる環境が作れて便利と感じているので、未来の新人さんたちに向けて。
少し前にASUSのChromebook C101PAを購入して、使っているんですが便利ですChromebook本当に。
こんなやつです。
まず、お安いです。MacBookProとかだと20万円近くするんですが、Chromebookだと安いやつで4万円くらいで手に入ります。起動も速いし、バッテリーもめっちゃ長持ちします。
まあ、その分スペックとかいろいろ低いものになりますが、基本ブラウザ開いて何かしているだけになるので、あまり問題になりません。
最近のChromebookだと、Linuxコンテナがベータ版ですが使えます。Linuxの勉強も普通に出来ますよ。ただし、現状、ベータ版なので日本語を入力することがデフォルトでは出来ません。
Androidアプリも動いたりします。KindleとかAmazon PrimeとかHuluとかNetFlixとかも普通にダウンロードして動きます。
Microsoft OfficeもPlayストアからインストールすれば使えますよ。ですが、プライベートな利用だったらGoogleドキュメントとかスプレッドシートで充分です。便利ですしね。
勉強する環境作る
で、勉強する環境づくりですが、以下の2つを使います。
エディタとかコンパイルするためのSDKのインストールとかは必要ありません。上の2つだけで環境出来上がりです。
お金もかかりません。無料の範囲で利用できます。
以下、手順です。
Github に登録
まず、Githubにアカウント作ります。
作り方はあちこちで丁寧な説明してくださっているサイト様いっぱいありますので
そちらを参照して、なんとかアカウント作ってください。
2段階認証は絶対に有効にしておきましょう。
勉強用のリポジトリ作る
次に、勉強用のリポジトリを作ります。名前は何でもいいです。
いい名前が浮かばない場合はGithubが適当な名称を提案してくれるので、それで作ってしまいましょう。
リポジトリの作り方も説明してくださってるところがいっぱいあるので、そちらを参照してください。
リポジトリはpublicでいいです。「見られたら嫌だなぁ」って思うかもしれませんが、大丈夫。
Githubには何億ってレベルでリポジトリがあります。山程リポジトリが存在している中で、あなたの勉強用のコードしか存在しないリポジトリをわざわざ見に来る人は、まずいません。というか見つけることがまず出来ないです。気にしなくて大丈夫です。
リポジトリ作ったら、とりあえずそのまま放置して次のGitpod登録作業に行きましょう。
Gitpodに登録する
次はGitpodに登録します。上のリンクからGitpod側に行くとLoginできるボタンみたいなのがあるので、そこ押します。
新たにアカウント作ってもいいんですが、Githubログインでアカウント作っておくと楽です。私はそうしています。
Gitpodに登録できたら、とりあえずそのまま放置して次の拡張機能のインストールに行きましょう。
Gitpodの拡張機能をChromeブラウザにインストール
Gitpodは、便利に利用できるようにChromeの拡張機能を公開してくれています。
上記のページで、Chromeに追加ってボタンをポチって押してインストール完了です。
インストールした後で、Githubのリポジトリのページを一度閉じて、もう一回開き直すと
画面の右側に 緑色で Gitpod
ってボタンが表示されます。
お疲れ様でした。これで環境の出来上がりです。
GithubのリポジトリをGitpodで開く
ご自身が作成したリポジトリのGitpod
ボタンを押してみてください。
新しいタブが開いて、Gitpodが起動してくれます。起動するまではちょっとだけ時間かかるかもしれません。少し待ちましょう。
起動し終わったら、以下のような画面が開くはずです。
これが、あなたの勉強用の環境です。VSCodeっていう恐らく現在世界で一番人気があるエディタにそっくりな作りになっています。使い方もほぼ同じです。VSCodeの使い方についても、いろんな方々が説明くださっているサイトいっぱいありますので、探してみてください。
勉強タイム終わりたい場合は、以下のようにFileメニューの一番下にStop Workspace
ってありますので、押します。
押して、少ししたら
ってなるので、この状態になったらGitpodが停止したって事になります。タブを閉じて勉強タイム終わりです。
Linuxの勉強もここで出来ますよ。上の図の下側にターミナルが表示されているんですが、Linux上で動いているので、そのままコマンドを打って勉強できます。ChromebookでもLinuxコンテナ入れて動作させることが出来るのですが、まだベータ版なのか日本語がデフォルトでは打てない状態です。打てるようには出来るのですが、いろいろ手順が面倒です。Gitpodの画面はブラウザで開いているので普通に日本語もバシバシ打てます。
後は皆様が何の言語を勉強したいかによるのですが、Gitpodの環境は開発者向けの環境なので、一通りの言語はすでにGitpod側が用意してくれています。
ここに載っている言語は、すでに利用可能な状態となっています。SDKはインストール済みです。
ソース管理でgit覚えたいなーって思った場合も即使えます。
後は参考書見たり、ドットインストールとかprogateとかで使って学んだ内容を試してみたり、好きに使えます。頑張ってください。
Gitpodは、本来は有料のサービスですが、Freeプランで月に50時間までなら無料です。
個人の勉強で月に50時間も使えたら問題ないでしょう。使いっぱなし防止のために30分放置していると勝手に停止するようになっているので、急な用事で離席したりしたとしても大丈夫です。
この環境のメリット
私個人が考えるこの環境のメリットです。
- 初期投資コストが安い方だと思う (PCも持っていない状態から開始と考えると)
- ブラウザがあれば勉強できる
- なので、一旦構築してしまえばネット環境さえあれば、どこでも出来る
- 最近のスマホはテザリング出来るので本当に便利
- ブラウザしか使わないので、OSも問わない
この環境のデメリット
私個人が思うこの環境のデメリットです。
- いきなりGithubとGitpodは、初心者にはちょっとわかりづらいかもしれない
- Githubの情報はいっぱいあるけど、Gitpodの情報は日本語では少ない
- Gitpodのドキュメントは英語なので、英語苦手だとちょっとしんどいかもしれない
もしかしたら、初心者向けじゃなくてある程度ソース書ける人向けかもしれないですね。
とりあえず、落書き帳みたいなイメージで使っていくだけでも便利だと思います。プログラミングって手を動かして、コンパイルエラーとか実行時のエラーとかライブラリを使ってみたりとかしてると、どんどん上達していくと思っています。
参考
過去の記事については、以下のページからご参照下さい。
- いろいろ備忘録日記まとめ
サンプルコードは、以下の場所で公開しています。
- いろいろ備忘録日記サンプルソース置き場